水洗いを不要にするプラズマクリーナー

プラズマクリーナーとは工場などで排出される粉塵や、精密機械に静電気で付着している微小なゴミや油膜などをプラズマの原理を利用して吸着し、取り除くドライ洗浄装置のことです。プラズマは物体が固体から液体、液体から気体、更に気体から変化した第四の状態で、分子が電離して陽イオンと電子に分かれて運動している状態にあります。この運動を利用すれば半導体や電子デバイス、レンズや医療処置具などジェット噴射や水洗いしにくい素材も洗浄が可能です。アルミ箔などの金属箔は工程上、表面に圧延油と呼ばれる残油膜が存在しますが、この油膜もプラズマ処理なら軟化も水洗も乾燥工程も要らず、ドライクリーニングで完全に油膜が洗浄できます。

断熱ガラスにも利用されているアルゴンガスは、化学反応をほとんど起こさない元素のためほかの元素と結合しにくく、プラズマを発生しやすいため、多くのプラズマクリーナーに使用されているのはこのアルゴンガスです。食品や医療器具はもちろんガラスや金属、プラスチックや繊維など素材を選ばずプラズマクリーニングができます。プラズマそのものはもともと自然界に存在しているため、プラズマクリーナーで除去を行っても環境汚染や公害を生み出しません。プラズマクリーナーを可動する際、10kHz以上の高周波電流を使用する設備については原則として総務省による設置許可が必要ですが、現在はコンパクトタイプも主流になりつつあります。

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